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静岡県浜松市出身 ヴァイオリニスト 伊藤衣里さん #1

更新日:3月5日




静岡県浜松市出身 ヴァイオリニスト 伊藤衣里さん


東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学音楽学部を卒業。現在は地方、都内のオーケストラの客演や、介護施設、小学校でのアウトリーチなどの活動をしている。

第12回、14回日本クラシック音楽コンクール 小学校の部 全国大会入選。第26回 静岡県学生音楽コンクール 弦楽器部門 小学校の部 第2位。第20回 全日本ジュニアクラシック音楽コンクール本選 弦楽器部門 高校生の部 優秀賞、全国大会 第2位(1位なし)。及川音楽事務所第40回新人オーディション 最優秀新人賞(第2位)。

これまでに金原珠子、大谷康子、漆原朝子の各氏に師事。

Academy Customizeでは門前仲町教室での対面レッスン・出張レッスン・オンラインレッスンをしています。
ヴァイオリンラボ(オンラインサロン)では、テクニックを強化するグループレッスンも担当してくださっています。

#1 音楽との出会い

東京藝術大学音楽学部で共に学んだ伊藤さん。常に音楽と、また自分自身と直向きに対峙する姿が印象的でした。とても朗らかで周りを明るくさせてくれる伊藤さんは、生徒さんからの信頼も厚いです。

一見挫折や悩みがないように見える伊藤さん。そんな彼女の半生を紐解きます。







ご出身はどちらですか?


静岡県浜松市です。



ヴァイオリンを始めたきっかけは何ですか?


6歳でヴァイオリンを始めました。

母親が少しヴァイオリンを弾けるので、目の前で弾いているところ見て「私もやりたい!」と言って始めました。



そうなんですね。6歳という年齢は周りと比べると決して早い年齢ではないですよね…?


そうですね。ピアノは4歳から習っていたんですけどね。

保育園に女優みたいに綺麗な先生がいて、その先生が優雅にピアノを弾いていたのに憧れたんです。家のアップライトピアノで見よう見まねで弾いていたら、親が「音楽好きなのかな?」と思って、ピアノを習わせてくれました。



お母様は音大に行かれていたんですか?


行っていません。

母方の祖母が音楽をやりたかったけど戦争で出来なかったので、子どもにやらせたいなと思いヴァイオリンを習わせたそうです。母は音大を目指そうとしたけれど、音大の入試でピアノやソルフェージュの試験があるというのを知り、諦めて保育園の先生になりました。



お母様に音楽を教えてもらうこともありましたか?


楽譜を読むことを教えてくれたのは母でしたね。



身近に基本的なことを教えてくれる人がいるというのは良い環境ですね。ヴァイオリンを習い始めた頃は地元の先生に習っていたんですか?


はい。母が習っていた先生に習いました。音大に進学する生徒さんも多くいましたね。



どのくらいの頻度でレッスンに行っていたんですか?


週1でした。最初は30分、40分から初めて、途中から1時間レッスンになりました。



楽器の習い事はお家での練習が必須ですが、練習は好きでしたか?


習うと決めていなかった頃はお遊びで弾いていたので楽しかったです。

習い始めると姿勢がこうだとか、いろいろ型から始まって…。楽譜も読めないし、曲なんかもちろんいきなりは弾けないし、ピアノと違ってヴァイオリンは音を鳴らすことも難しい!と思ったのははっきり覚えています。「あれ、鳴らない。しかもすごい疲れるぞ」みたいな(笑) 優雅そうに見えるけど疲れる楽器だなって思いました。

すごく楽しいとも思わなかったけど、辞めたいとも思わなかったですね。続けているとちょっとずつできることが増えていって、だんだん楽しいと思えるようになりました。



ピアノを習っていたら、楽譜を読むことは苦労しなかったんじゃないですか?


楽譜を読んでいたのではなくて、耳で覚えて弾いていたんですよね。

だから全然楽譜が読めない私を見かねて、母が譜読みを手伝ったり資料を作ったりしてくれました。



確かに「ピアノを習っていても楽譜を読めない!」と悩むお母様も多いですよね。

習い事の1つだったヴァイオリンを、真剣にやろうと思ったきっかけはありましたか?


小1の時、先生が「藝大(東京藝術大学)を目指してみない?」と言ってくださったんです。

覚えが早かったからなのか、楽しそうに弾いていたからなのかわからないですけど…



小1で「藝大」というワードが出るのはすごいですね…!


その段階だからこそおっしゃったのかもしれません。まだ何者でもなく未知数だから…

当時はよく意味がわかっていませんでしたが、印象に残っていますね。

それから家族も私もなんとなく藝大が視野に入っていったと思います。



先ほど「覚えが早かった」というお話がありましたが、器用なお子さんだったんですか?


それはそうかもしれません。ヴァイオリンでもピアノでも、あまり苦労したことなかったですね。

ただ弾くだけという段階だったからだとは思いますが、その時点では「どうしてもできない」ということはありませんでした。





どんどんできることが増えていくと、楽しくなってきますよね。

初めて人前で弾いたときのことは覚えていますか?


初めて人前で弾いたのは、ヴァイオリンを習い出して1年経った小1の冬でした。12月頃に初めて地元の発表会でザイツのコンチェルトを弾いて、すごく印象に残っています。



楽しかったですか?


すごく冷静にその状況を分析していたんですよね。

いつも練習で弾いているときと違うけれど、今どんな音でどんな感じでお客さんに届いているんだろう、って考えていました。色々な子が弾いていましたが、周りの子のことも気になりませんでしたね。



すごすぎます。私いまだにできないのに…(苦笑)


いや、今のほうができないですよ(笑) 何もわからないからこそできたんだと思います。

私の親は厳しいところがあって、先生に言われたことをやろうとしないとすごく怒ったんです。当時の先生も手放しでほめてくれるタイプでもありませんでした。

でもその本番は2人が初めて褒めてくれてすごく嬉しかったですね。



伊藤さんの中で、ヴァイオリンに熱中したギアが入るタイミングはありましたか?


正直に言うと、きっかけは覚えてないですね…気付いたら本気になっていました。

音楽の道に進むんだろうな、別に藝高(東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校)や藝大に受からなくても、ずっと続けていくんだろうなとは漠然と思っていました。


強いてきっかけを言うなら小学3年生の時に「日本クラッシック音楽コンクール」を受けたことでしょうか。同じ歳の子のレベルを知った方が良いと言われて、東京大会で受けたんです。先生にも「勉強だからね。結果が出なくても落ち込まないでね。」と言って送り出されたので受かると思っていませんでした。本番もそこまで上手く弾けなかったのでやさぐれモードだったのですが、運よく奨励賞をもらって、全国大会に行けることになったんです。それはとても嬉しかったですね。

全国大会では同年代の上手な子の演奏を聴いて、とても良い刺激を受けました。



結果が出ると、更にやる気になって良い循環が生まれますよね。その後藝高の入試を受けていますが、準備はいつ頃始めましたか?


小3で日本クラシック音楽コンクールの全国大会に行ってから、地元の先生が更に可能性を感じてくださってコンクールを積極的に受けていくようになりました。

小4の時には先生のご紹介で、大谷康子先生(東京藝術大学客員教授)にレッスンをしていただきました。



大谷先生に言われたことで印象に残っていることはありますか?


料理がお好きな方なので、「ちょっとそれは砂糖多すぎね」「甘いものっておいしいけど多すぎるとくどいじゃない?」みたいな表現をされるのが分かりやすくて、面白かったですね。

私の楽器を弾いてくださったのも、とても勉強になりました。自分の分数楽器でもこんな音が出るんだって思いましたね。



大谷先生には定期的にレッスンをしていただいていたんですか?


はい。地元の先生にも引き続きレッスンしていただきながら、小5から本格的に月に1回東京でレッスンしていただいていました。

お忙しい先生なのでお家に行く時もあれば、コンサートの合間に楽屋で、という時もありましたね。



静岡から東京まで、どのくらい時間がかかるんですか?


当時は父の運転する車で移動することが多かったですね。どれくらいかかっていたのかはあまり覚えていませんが、午前中のレッスンだと夜逃げかなっていうぐらいの時間に出ていました(笑)

新幹線だと2時間ほどでしょうか。



往復4時間の移動を小学生がするって、なかなか大変なことですよね…


でも意外と移動が楽しみでしたよ。車内販売や駅弁にわくわくしていました。車内で漫画を読んだりしていましたね。



中3まで大谷先生のところに通っていたんですか?


はい。中3まで月1で通っていました。

中3の春に、当時大谷先生が藝大ではレッスンをされていなかったので、漆原朝子先生(東京藝術大学教授)を紹介してくださいました。

以前ラロのスペイン交響曲を朝子先生が弾いていらっしゃる演奏を見たことがあったんです。ふわっとしたドレス着た朝子先生がすごくストイックな感じで演奏されていたのがとても印象的で…

それで大谷先生から朝子先生にご連絡をしていただきました。6月くらいから藝高の受験を見据えて週1でレッスンに通っていました。

地元の先生にも引き続き週1くらいでお世話になっていましたね。





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